


和式は長さが80〜120cm、深さが45〜65cm程度のバスタブで、洋式に対して浴槽が深いのは腰を降ろした状態で肩までつかる姿勢で入るためです。最近はあまり流行らないようですが、浴室リフォームでスペースがあまりとれないといった場合に向いています。
洋式は長さが120〜180cm程度、深さが45cm前後の浴槽です。足を伸ばして仰向けに近い姿勢で入るためのものですので、それなりのスペースが必要となります。浴槽が浅いので跨ぐ時などは楽ですが、その反面、滑りやすいとか立ちにくいといった問題点もありますので、手すりをつけるなどの配慮も必要でしょう。
和洋折衷浴槽は、長さが110〜160cm程度、深さが60cm程度で、座れば足を伸ばせるタイプです。オーソドックスにユニットバスに使われるタイプでもあります。サイズ的にも狭すぎず広すぎずと丁度いい感じなので、この折衷型を取り入れる場合が多いようです。
その他には、円形バスタブや半円形バスタブ、アーチ型、タマゴ型といった変わったカタチのものもあります。また、半身浴ができるようにベンチのついたタイプもあります。
この他、各メーカーでは断熱保温に力を入れており、○時間たっても温度が○度しかさがらないといった真空タイプや断熱材でバスタブをまいたタイプのものが標準あるいはオプションで選べるようになっています。